夢主のこと

クローリー(セラフ)

Name

シグリーズ・ニルセン/ Sigrid Nielsen

Appearance

北欧の出身だとすぐわかる、高い鼻梁に白っぽい金髪と緑がかった鮮やかな水色の瞳

Character

姓はなし。父がニールだったため、便宜上ニルセンと名乗っている。不老の「孤独の魔女」。自身の身体は24歳で時が止まっている。30日に1日、「巻き戻し」の日があり、その日を起点として永遠に1ヶ月を繰り返し続ける身体。それを測るための、30日で一周する時計を持っている。30日目にとりあえず生きていれば何とかなるので、無理をするなら29日目。不老であること以外は普通の人間と変わらないため殺されれば死ぬし、ことさら丈夫ということもない。しかし長年の魔術研究により普通にお強い。とはいえそれは、自分を守るために魔術の腕を磨いたら必然的に強くなったというものであって、戦うための技術ではありません。盾をひたすら強くしたら、破壊力の高い鈍器になった、みたいな。

8世紀から生きており、そのため欲望なども磨耗し、感情の起伏も少ない。驚きも喜びも悲しみも、全て経験してきたため。現在は、「自分にかけたこの巻き戻しの魔法がいつまで続くのか」の実験をしている。不老となった彼女は不死を追い求めたが、やがて人間は不老不死となるべきではないと悟り、不死の研究は捨てた。ただし、研究内容等は誰にも知られずに保管してある(自分の研究成果は自分だけのもので誰かに教える気はないし、自分が死んだ後にまで残らなくてもいいと思っている)。
シグリーズの一番強い欲望は知識欲。研究や知識のためなら倫理観とか余裕で飛び越えてしまう。涼しい顔でえぐいことをしたり話したりするので吸血鬼(クローリーさん)にまでドン引きされる始末。

人間だった頃のクローリーとは、ほんの短い間ではあったが恋人同士だった。

シグリーズの血は、例えるなら熟成させた希少なワイン。24歳の若い女の血でありながら、長い、長すぎる人生の凝縮された叡智を宿した血でもある。