信仰心/明けの明星
私は最も神に近く、比類なき智と比類なき美をもつ明けの明星。私が光を増すほどに、彼の方は遠ざかる。私が光を増すほどに、私の影は黒くなる。彼の方の前に私は立つ。私は彼の方の盾であり、名代であるのだから。であれば、弱き者どもよ、貴方がたが見るのは彼の方ではない。貴方がたが見るのは名代たる私のみ。——貴方がたにとって、神とは誰の姿をしているのか?
信仰心/明けの明星——堕天
弱き者どもよ、汝らが祈るのは誰だ?神はどんな姿をしている?汝らが見る神は我が姿。汝らは神の名代たる我が姿しか、その目に映すことはできぬ。であれば——汝らの祈る神は、すなわち我ではないか。——見よ、我が姿を!地の底へ堕ちてなお、光り輝く我が叡智を!我が美を!神の力を持ってさえ、この私から奪うことなどできぬのだ!
信仰心/守護者
其は我らと神世を繋ぐ使者。守護者であり、審判者。悪魔を祓う天の総帥。大天使は問う。「誰が神のようになれようか。」それは、戒め。もう二度と、天におわす彼の方になり代わろうなどと思わぬように——かつてのあの光輝、あの明星の轍を踏まぬように。それは、祝福。
我らの定めある命を肯定し、我らがあるがままを愛せるように。
其の剣は我らを守る為に。其の軍は父なる神を守る為に。